国家試験受けなきゃいけないのにどこでやるかも、どんな問題かもわからないよ
今回はこんな方のための解説になっています
こんにちは。国試前最後の模試まで合格点を超えたことがなかったすばすばです。
国家試験の開催場所ついて
国家試験第105回(令和元年度)の開催場所は以下のとおりでした
試験地 | 会場名 | 住所 |
---|---|---|
北海道 | TKPガーデンシティ札幌駅前 | 札幌市中央区北2条西2丁目19番TKP札幌ビル |
宮城県 | 産業見本市会館 サンフェスタ | 仙台市若林区卸町2-15-2 |
東京都 | 東京工科大学(蒲田キャンパス) | 大田区西蒲田5-23-22 |
東京工科大学(八王子キャンパス) | 八王子市片倉町1404-1 | |
星薬科大学 | 品川区荏原2-4-41 | |
武蔵野大学(武蔵野キャンパス) | 西東京市新町1-1-20 | |
石川県 | 北陸大学(太陽が丘キャンパス) | 金沢市太陽が丘1-1 |
愛知県 | 名城大学(天白キャンパス) | 名古屋市天白区塩釜口1-501 |
大阪府 | 大阪電気通信大学(寝屋川キャンパス) | 寝屋川市初町18-8 |
桃山学院大学 | 和泉市まなび野1-1 | |
広島県 | 安田女子大学 | 広島市安佐南区安東6-13-1 |
徳島県 | 徳島文理大学 | 徳島市山城町西浜傍示180 |
福岡県 | 第一薬科大学 | 福岡市南区玉川町22-1 |
9都道府県13会場で令和元年度は行われました
会場は受験票が届くまでわかりませんが、大学で一括して申し込んでいる場合、同じ会場になると思います
また、毎年同じような場所になると思います
僕の通っていた大学では、ツアーを組んでみんなで前日に現地入りして試験に臨んでました
国家試験のスケジュール
試験の日の朝は早いです
頑張って起きましょう
ホテルからバスで会場に行くこともあります
大学によってそれぞれだと思います
第105回のスケジュールについては以下のとおりです
集合時間は8時50分(時間厳守)
時間に余裕をもってきておくことをオススメします
時間 | 問題区分及び科目 | |
---|---|---|
第1日 | 9:30~11:00 | 必須問題試験 (物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務) |
12:30~15:00 | 一般問題試験(薬学理論問題) (物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理) | |
15:50~17:45 | 一般問題試験(薬学理論問題) (薬理、薬剤、病態・薬物治療) | |
第2日 | 9:30~11:35 | 一般問題試験(薬学実践問題) (物理・化学・生物、衛生)【実務】※ |
13:00~14:40 | 一般問題試験(薬学実践問題) (薬理、薬剤)【実務】※ | |
15:30~18:00 | 一般問題試験(薬学実践問題) (病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務)【実務】※ |
※ 【実務】は、実務以外の科目と関連させた複合問題として出題されるもの
実際に国試を受けた感想としては
薬学理論問題は難しいけどへこたれない
試験休憩中の周りの人がしゃべっている内容に耳を貸さない
『この問題の答えこれだったよなー』『お前もそれ?やっぱそうだよな』と僕のとなりで言っていた彼らは答えが間違ってました・・・
1日目の夜に採点しないほうがよい(これは人によるかも)
余った時間は見直しをしよう
休憩時間は最後見ておきたい問題の確認をしたり、トイレに行ったり有意義に使おう
※トイレめちゃ混みます
というような感じでした
当日の持ち物
★受験票
- 忘れると受験できません
★鉛筆
シャープペンは使えない場合があります
★消しゴム
★黒のボールペン
合格通知届先を書くときに必要になります筆箱の中に一本は入れておきましょう
焦ります
★時計(アナログ時計が良い)
電子のものは使えない場合があるみたいです
★昼食
受験の日にお昼を買いに行っている暇はないです
精神的にも、落ち着いて受験するため持ってきましょう
★チョコレート等
頭を働かせるためにも糖分を持っていきましょう
★参考書や資料
受験会場に青本を持ってきている人を見たことがありますが、かさばるし重いのでやめたほうがいいです
学校や塾で使っていたまとめプリントのようなもので十分です
★カイロ
受験教室によっては寒い場合がありますので、持っておくと便利です
★そのほか自分で必要だと思うもの
落ち着いて受験するために必要なものを持っておきましょう
僕はお守りを持っていきました
試験問題
科目 | 必須問題 | 薬学理論問題 (一般問題) | 薬学実勢問題 (一般問題) | 一般問題合計 | 出題数合計 |
---|---|---|---|---|---|
物理・化学・生物 | 15問 | 30問 | 15問(複合問題) | 45問 | 60問 |
衛生 | 10問 | 20問 | 10問(複合問題) | 30問 | 40問 |
薬理 | 15問 | 15問 | 10問(複合問題) | 25問 | 40問 |
薬剤 | 15問 | 15問 | 10問(複合問題) | 25問 | 40問 |
病態・薬物治療 | 15問 | 15問 | 10問(複合問題) | 25問 | 40問 |
法規・制度・倫理 | 10問 | 10問 | 10問(複合問題) | 20問 | 30問 |
実務 | 10問 | ー | 20問+65問(複合問題) | 85問 | 95問 |
出題数合計 | 90問 | 105問 | 150問 | 255問 | 345問 |
国家試験について決められている国の通知を参考にして自分なりに書いてみました
(薬食発0120第12号 最終改定平成30年8月31日薬生発0831第2号)
試験出題形式と解答形式
・試験は選択肢を選択する問題(マークシート)
・一問一答形式(必須問題)と答えの数が一つではない形式(一般問題)、選択肢の組 み合わせの中から選ぶ形式(一般問題)の3種
・実践の中で取りうる解答の中から最も適切なものを選択する問題が出題
・明らかに誤りである選択肢や重要性が低い選択肢を選択する問題が出題
目的:実践に沿った問題抽出・解決能力を確認するため
・『必須問題』については、一問一答形式で答えることを基本とする
試験問題数
・合計345問
・『必須問題』(1日目午前中)が90問
・『一般問題(薬学理論問題)』(1日目午後)が105問
・『一般問題(薬学実践問題)』(2日目)が150問
・薬学実践問題は、『実務』が20問、『実務』とそれ以外の科目を関連させた複合問題130問
わかりにくいと思うので、参考問題をだしておきます
下の問題は必須問題(一問一答形式)になります。このような問題が90問あります。
ちなみに答えは3です
下の問題は薬学実践問題で、答えの数が一つではない形式の適切なものを選択する問題になります
この問題は実務と薬理の複合問題です
ちなみに問246の答えは2,5で問247の答えは1,2です
下の問題は選択肢のの組み合わせの中から一つ選ぶ形式の問題です
ちなみに答えは2です
問題のイメージはなんとなくつきましたか?
過去に出題された試験問題(既出問題)の取り扱い
6年制になってからの薬剤師国家試験の問題のうち、良質な問題として一定の評価が与えられた問題を活用する
割合はいままでのとおり20%程度
既出問題が十分に蓄積されるまでの間の活用する割合はこの限りではない
新薬剤師国家試験(薬食発0120第12号)
つまり、345問中の20%程度(約70問)は過去問から出るということです
過去問をやることは重要ですね
もし65%が合格ライン(いままでの国試の合格ライン)だとすると、新規の問題があと150問解ければよいということです(過去問全問正解できるとして)
なんとかなる気がしてきませんか?
合格基準
問題の難易度によって補正した総得点について、設定した得点以上であること
設定した得点は、平均点と標準偏差を用いて相対的に設定する
禁忌肢の選択状況を加味する
必須問題については全問題(90問)の配点の70%以上
各科目の得点がそれぞれの配点の30%以上
「新薬剤師国家試験について」の一部改正について(薬 生 発 0 8 3 1 第 2 号)
必須問題は63点以上、必須の科目それぞれが30%以上の点が必要ということになります
なお、一般問題の足切りはなくなったようです
なにかの教科が苦手だから捨てよう、というのはダメということですね
合格基準について第105回までは、
「その際、これまでの絶対基準を用いた合格基準でなくなることによる教育の現場や受験生の混乱を回避するため、当分の間、全問題への配点の65%以上であり、他の基準を満たしている受験者は少なくとも合格となるよう合格基準を設定する。」
というものがあったが、第106回からこの取り扱いは適用しないとあります
第106回薬剤師国家試験の施行 10.留意事項
完全に相対評価制に移行です。今年度からに格点が何点になるのかわかりません。
まあ、おおよそは変わらないと思いますが・・・
まとめ
受験地は受験票が届くまでどこになるのかわからない
受験のときは持ち物を忘れないように持っていこう
合格基準は完全に相対評価制に移行し、禁忌肢もあるので注意
配点も考慮して、効率的に勉強しよう
どうでしたか?今回は受験地の話から問題の話まで解説しました
次回以降で合格発表以降の流れを解説します
少しでもお役に立てたら幸いです
それでは!!
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